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ノーベル平和賞 前コスタリカ大統領 原爆資料館見学 献花も 広島市中区

 ノーベル平和賞の受賞者でコスタリカのアリアス前大統領(73)が23日、広島市中区の原爆資料館を見学した。

 志賀賢治館長の案内で原爆投下直後の壊滅した広島市街の模型や、黒焦げになった弁当箱などを約1時間半かけて見て回った。アリアス氏は「核兵器廃絶の考え方はまだ世界の多くの人に受け入れられていない。米国のオバマ大統領に広島訪問を働き掛けたい」と話していた。終了後、原爆慰霊碑に献花した。

 アリアス氏は1987年、紛争が続く中米の和平合意に尽力したとしてノーベル平和賞を受賞した。広島市訪問は3回目で、今回は創価学会の招きで来日した。(有岡英俊)

(2014年3月24日朝刊掲載)

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