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ウクライナ思い 民謡・舞踊 南区で支援のコンサート

 ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するチャリティーコンサートが18日、広島市南区の市留学生会館であった。ウクライナから避難してきた歌手やダンサーが母国を思いながらパフォーマンスし、約130人を魅了した。

 広島で活動する母と娘の歌手や、ギタリスト、バレエ教室メンバーたち4組計14人が舞台に立った。赤や白などの華やかな民族衣装を身にまとい、古里の民謡や伝統舞踊などを披露。迫力あるステージに歓声と拍手が沸いた。

 戦時下にあるウクライナの人々に思いをはせてもらおうと、広島北、広島城南の両ロータリークラブが共催。会場に募金箱を置き、全額を「広島ウクライナ人会」などに寄付する。安佐北区の口田東小6年秋山愛さん(12)は「美しい歌や踊りに夢中になった。侵攻は、遠い国ではなく身近な問題だと感じた」と語った。(木原由維)

(2023年6月20日朝刊掲載)

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