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　中国新聞社は、広島市で５月にあった先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）の記録をまとめた「報道写真集　Ｇ７広島サミット～被爆地から世界へ～」を広島県内の全ての小中高校などに寄贈する。高本孝編集局長が２３日、県庁を訪れ、官民でつくる広島サミット県民会議会長の湯崎英彦知事に伝えた。

　写真集はＡ４判、カラー６４ページ。首脳たちの平和記念公園（中区）での献花やウクライナのゼレンスキー大統領の電撃訪問の写真、サミットの様子を伝える中国新聞朝刊の記事などを収録している。子ども向けのイラスト付きの解説もある。

　高本編集局長は「開催までの１年間の市民の取り組みもまとめた。平和学習に役立ててほしい」と話し、湯崎知事は「写真集に掲載された子どもたちもきっと喜ぶ」と応じた。県内の小中高校や特別支援学校など約８５０校に１冊ずつ贈る。（久保友美恵）

（２０２３年６月２４日朝刊掲載）