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「広島ビジョン」批判し街頭行進 県原水協など6団体

 街頭で核兵器廃絶などを訴える「網の目平和行進」が23日、広島市中心部であった。先進7カ国首脳会議(G7サミット)の文書「広島ビジョン」に核抑止が盛り込まれた点を批判し、「被爆地広島からの発信は許せない」と訴えた。

 広島県原水協など6団体が主催し、約250人が西区の旧福島生協病院前など4カ所から出発。ハトの形をしたプラカードや横断幕を掲げて「核抑止じゃだめじゃろ」と声を上げるなどし、中区の平和記念公園を目指した。到着後の集会では、県原水協の高橋信雄代表理事(84)が「核抑止論の立場に立つ限り核兵器は永遠になくせない。廃絶こそ広島が発信しなくてはいけない」と力を込めた。

(2023年6月24日朝刊掲載)

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