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既存部隊の施設が移転 岩国基地で完成式典

 山口県岩国市の米海兵隊岩国基地で27日、既存部隊の新しい施設の完成に伴う運用開始式典があった。米軍再編の関連工事の一環で、米軍や中国四国防衛局などの関係者約100人が出席した。

 既存部隊の施設移転は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のKC130空中給油機部隊や、2017年ごろを予定する米海軍厚木基地(神奈川県)の空母艦載機部隊の移転など、再編に伴う用地を確保するのが目的。新たな施設は海側へ約1キロ移った。中国四国防衛局によると事業費は約350億円で、日本政府が負担した。

 岩国基地のロバート・ブシェー司令官は「日本側との緊密な調整で実現した」と感謝。米海兵隊基地司令部のホアン・アヤラ司令官は「安全と環境に配慮された施設。騒音の軽減にも役立つ」と意義を述べた。防衛局の藤井高文局長を交えた5人がテープカットした。(野田華奈子)

(2014年3月28日朝刊掲載)

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