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ハノーバーと姉妹都市30年 使節団 初の派遣へ 広島の協会

 広島市とドイツ・ハノーバー市の姉妹都市提携30周年を記念し、広島ハノーバー友好協会(広島市中区)は29日から7泊8日の日程で現地に使節団を初めて派遣する。民泊や邦楽のコンサートを通じて交流を深める。

 使節団は、広島国際青少年協会(中区)に加入する県内の小中高、大学生の14人と文化団体メンバーたち計31人で構成。第2次世界大戦で無差別爆撃を受けたエギーデン記念聖堂を訪ねて献花するほか、現地の学校を見学する。小中高生は滞在中、同じ年頃の子どもがいる家庭に民泊する。

 ハノーバー市長の訪問、市庁舎での尺八や琴などのコンサートも計画している。

 同協会は昨年4月、両市の青少年の派遣交流を活発化させようと発足した。井内康輝会長(65)は「子どもたちがいずれ国際平和活動でリーダーシップを発揮できるよう、草の根交流を続けたい」と話している。(有岡英俊)

(2014年3月28日朝刊掲載)

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