広島ビジョンは「残念」 広島県被団協 理事長が総会で訴え
23年7月1日
広島県被団協(佐久間邦彦理事長)は30日、広島市中区で総会を開いた。5月に市であった先進7カ国首脳会議(G7サミット)の核軍縮文書「広島ビジョン」が核抑止論を堅持したのを踏まえ、佐久間理事長は「非常に残念でならない」と述べた。
役員たち約30人が出席。佐久間理事長はあいさつで広島ビジョンに触れ「広島の心とは何か。被爆者は二度と核兵器は使われてはならない、廃絶する以外にないと言い続けている」と訴えた。この日採択した活動報告では、広島ビジョンに「被爆者」や「核兵器禁止条約」の文言が盛り込まれなかった点なども指摘した。
本年度の活動方針では、日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准と第2回締約国会議へのオブザーバー参加を求める活動、「黒い雨」被害者の相談会の協力などを確認した。(小林可奈)
(2023年7月1日朝刊掲載)
役員たち約30人が出席。佐久間理事長はあいさつで広島ビジョンに触れ「広島の心とは何か。被爆者は二度と核兵器は使われてはならない、廃絶する以外にないと言い続けている」と訴えた。この日採択した活動報告では、広島ビジョンに「被爆者」や「核兵器禁止条約」の文言が盛り込まれなかった点なども指摘した。
本年度の活動方針では、日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准と第2回締約国会議へのオブザーバー参加を求める活動、「黒い雨」被害者の相談会の協力などを確認した。(小林可奈)
(2023年7月1日朝刊掲載)