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差別や偏見…自分たちが変える 福山・沖縄の中高生70人 ホロコースト記念館を見学

 広島、沖縄両県の中学、高校生による「中高生平和サミット」は2日目の28日、盈進中高(福山市)と沖縄尚学高(那覇市)の生徒計約70人が福山市御幸町のホロコースト記念館を見学した。

 ナチスによるユダヤ人迫害について伝えるパネルなど約500点を見た。盈進中高の6人が案内役を務め、アンネ・フランク(1929~45年)の隠れ家の再現コーナーでは「5畳ほどの部屋で、生き残ることだけを考えて生活していた」と説明した。沖縄尚学高1年佐藤健士君(16)は「『アンネの日記』が破られる事件も起きた。差別や偏見は今もある。自分たちが変えていかなければ」と話した。

 生徒は千田町の盈進中高に移動。福山暁の星女子中高と油木高の生徒も加わり被爆者たちの体験談を聞いた。29日に盈進中高で交流会をし、終了する。(渡部公揮)

(2014年3月29日朝刊掲載)

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