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反核の火 リレーでつなぐ 平和公園発 21日まで

 核廃絶を訴えて県内を巡る「反核平和の火リレー」が3日、広島市中区の平和記念公園を発着点に始まった。県平和運動センターなど8団体でつくる実行委員会の主催。21日までに県内全23市町の639.7キロ(580区間)をつなぐ。

 米軍が原爆を投下した午前8時15分に合わせて原爆慰霊碑前で出発式を開き、「平和の灯(ともしび)」からトーチに火を採った。新田康博委員長(34)が「核兵器や戦争の問題を考える機会にしたい。一人でも多くのランナーと火をつなぐ」とあいさつし、42回目のスタートを切った。

 初日は府中町や呉市を含む26.5キロ(31区間)をリレーした。21日までの平日14日間で千人の参加を目指す。日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求めるよう、各市町へ要請書も提出する。全国では山口、島根、鳥取県を含む21都道府県である。(宮野史康)

(2023年7月4日朝刊掲載)

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