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展示や記録誌作成 報告 広島サミット県民会議 最後の対面総会

 広島県内の官民でつくる「広島サミット県民会議」は5日、広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)で主会場になった南区のグランドプリンスホテル広島で対面では最後の総会を開いた。オンラインを含め約100人が参加。記録誌の作成など今後の取り組みを報告した。

 会長の湯崎英彦知事は「皆さまのご協力で無事に終了できた。世界から広島への注目や関心が一層高まった」とあいさつ。事務局が2022年度決算や交通総量抑制の結果などを報告した。今後の取り組みとして「G7広島サミット記念コーナー(仮称)」の設置や経済波及効果などの算定、記録誌の作成、情報発信の4件を紹介した。

 事務局によると、記念の展示コーナーは今月下旬から8月末まで中区の広島国際会議場に設ける。宮島(廿日市市)でのワーキングディナーで使われた円卓や各国首脳直筆の芳名録などを並べる。広島市内での常設展示も計画し、候補地を検討している。

 事務局は最多で71人いたが、現在は23人に縮小。本年度中の解散を予定している。(河野揚)

(2023年7月6日朝刊掲載)

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