核抑止力の否定 広島平和宣言で ＨＡＮＷＡ、市に要望
23年7月7日
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会（ＨＡＮＷＡ）は６日、広島市の松井一実市長が８月６日の平和記念式典で読み上げる平和宣言で、核抑止力の否定と核兵器禁止条約への参加を訴えるよう市に要望した。
要望書では、５月の先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）の核軍縮文書「広島ビジョン」を踏まえ、平和宣言で「核抑止力を肯定する広島ビジョンは容認できない」と表明し、日本を含む各国へ禁止条約参加を呼びかけるよう求めている。
また「市の平和行政の変質を問う声明」も作成。平和記念公園（中区）と米パールハーバー国立記念公園の姉妹公園協定や、市教委が平和教材から漫画「はだしのゲン」を削除した点を挙げて「広島がヒロシマでなくなってきている」と危機感を示している。
足立修一代表や森滝春子顧問たち８人が広島国際会議場（中区）を訪れ、市平和推進課の桧垣智弘課長に要望書と声明を渡した。森滝顧問は「市が国家にこびるようになってきている。核絶対否定の信念を貫かなくてはいけない」と話した。
（２０２３年７月７日朝刊掲載）
要望書では、５月の先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）の核軍縮文書「広島ビジョン」を踏まえ、平和宣言で「核抑止力を肯定する広島ビジョンは容認できない」と表明し、日本を含む各国へ禁止条約参加を呼びかけるよう求めている。
また「市の平和行政の変質を問う声明」も作成。平和記念公園（中区）と米パールハーバー国立記念公園の姉妹公園協定や、市教委が平和教材から漫画「はだしのゲン」を削除した点を挙げて「広島がヒロシマでなくなってきている」と危機感を示している。
足立修一代表や森滝春子顧問たち８人が広島国際会議場（中区）を訪れ、市平和推進課の桧垣智弘課長に要望書と声明を渡した。森滝顧問は「市が国家にこびるようになってきている。核絶対否定の信念を貫かなくてはいけない」と話した。
（２０２３年７月７日朝刊掲載）
