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加盟都市6000に 平和首長会議

 平和首長会議(会長・松井一実広島市長)は1日、加盟都市数がちょうど6千(158カ国・地域)に達したと発表した。2011年9月に5千を超えて2年7カ月で、また一つ大台に乗った。数を力に、2020年までの核兵器廃絶のための緊急行動(2020ビジョン)を推進する。

 事務局の広島平和文化センター(広島市中区)によると、5カ国88都市が1日付で加盟した。イランが56都市と最多。テヘラン平和博物館の呼び掛けに応じたという。国内は、岡山県和気町など29市町村が加わり、全市区町村の加盟率は約8割となった。

 会議は1982年に世界平和連帯都市市長会議として発足、2001年に平和市長会議となった。03年に2020ビジョンを発表し、核兵器禁止条約の実現など具体目標を定めたことで加盟都市が急増。13年に首長会議となった。同センターは「都市が連帯し、核兵器廃絶への機運を高めたい」としている。(岡田浩平)

(2014年4月2日朝刊掲載)

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