ウクライナ舞踊団 20年ぶりに来日 中国4県で公演 25日広島から
23年7月11日
ウクライナの首都キーウ(キエフ)を拠点に古くから活動する「ウクライナ国立民族舞踊団」が、20年ぶりに来日している。今月下旬、広島、山口、鳥取、岡山の4県を訪れ、華やかな衣装をまとった踊り手たちが芸術性豊かな民族舞踊を披露する。
舞踊団は1937年に発足し、その演舞は世界トップレベルといわれる。日本公演には52人が参加。ザポロジエ地方のコサックやボルイーニ地方のポルカをはじめ、各地に伝わるダンスを現代風にアレンジし、2部構成で展開する。優美で躍動感のある演技とともに、色鮮やかな刺しゅうをあしらった衣装も見どころだ。
昨年2月のロシアの侵攻直後は活動休止に追い込まれたものの、約1カ月後に欧州各地での公演を再開した。ただ、本拠地キーウの劇場では、空襲警報のたびに公演や練習が中断する状況が続いている。
日本公演は6月に名古屋からスタートし、31都市で計43公演に臨む。記者会見したビクトル・サバドスキー団長は「私たちを待っている観客のために懸命に活動を続けてきた。芸術は人と人とを結びつけると信じている」と語った。
公演は25日=広島文化学園HBGホール(広島市中区)▽26日=KDDI維新ホール(山口市)▽27日=米子コンベンションセンター(米子市)▽28日=岡山市民会館(岡山市北区)。いずれも午後6時半開演。A席8千円、B席7千円、学生券2700円(当日のみ)。MIN―ON中国☎082(567)0585。(西村文)
(2023年7月11日朝刊掲載)
舞踊団は1937年に発足し、その演舞は世界トップレベルといわれる。日本公演には52人が参加。ザポロジエ地方のコサックやボルイーニ地方のポルカをはじめ、各地に伝わるダンスを現代風にアレンジし、2部構成で展開する。優美で躍動感のある演技とともに、色鮮やかな刺しゅうをあしらった衣装も見どころだ。
昨年2月のロシアの侵攻直後は活動休止に追い込まれたものの、約1カ月後に欧州各地での公演を再開した。ただ、本拠地キーウの劇場では、空襲警報のたびに公演や練習が中断する状況が続いている。
日本公演は6月に名古屋からスタートし、31都市で計43公演に臨む。記者会見したビクトル・サバドスキー団長は「私たちを待っている観客のために懸命に活動を続けてきた。芸術は人と人とを結びつけると信じている」と語った。
公演は25日=広島文化学園HBGホール(広島市中区)▽26日=KDDI維新ホール(山口市)▽27日=米子コンベンションセンター(米子市)▽28日=岡山市民会館(岡山市北区)。いずれも午後6時半開演。A席8千円、B席7千円、学生券2700円(当日のみ)。MIN―ON中国☎082(567)0585。(西村文)
(2023年7月11日朝刊掲載)