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核兵器の非人道性 メッセージ発信を NPDI会合へ 外相に公明要請

 公明党の核廃絶推進委員会と広島、長崎の両県議団、両市議団は2日、岸田文雄外相(広島1区)と面会し、広島市で11、12の両日にある軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)外相会合で核兵器の非人道性に関するメッセージを発信するよう要請した。

 山口那津男代表たち28人が外務省を訪問。NPDI外相会合を「日本が世界に向けてメッセージを発信する絶好の機会」とし、核軍縮で立場の異なる国々を結束させる役割を日本が果たすよう求める要請書を岸田氏に手渡した。

 要請書ではこのほか、核兵器使用を違法化する新しい規範づくりや、被爆70年の来年に核兵器保有国も含めた「核廃絶サミット」を広島、長崎の両被爆地で開くことなども提案した。

 面会後、山口代表は「核軍縮に関わるさまざまな動きを集約する役割を果たしてもらいたい」と、NPDI外相会合の議長を務める岸田氏のリーダーシップに期待した。同席した斉藤鉄夫幹事長代行(比例中国)は「今回の会合を核兵器廃絶の第一歩にしてほしい。地元選出でもある岸田氏の意欲を感じた」と話した。

(2014年4月3日朝刊掲載)

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