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加藤友三郎 功績たどる 没後100年記念 南区で来月シンポ

 広島県出身者で初の首相となった加藤友三郎(1861~1923年)の没後100年を記念するシンポジウムが8月26日午後1時半から、広島大病院(広島市南区)付属のYHRPミュージアムである。前市長の秋葉忠利さんたち有志でつくる実行委員会が主催。第1次世界大戦後のワシントン会議で軍縮条約に調印した功績を学ぶ。無料。

 伝記を著した日本ウェルネススポーツ大(茨城県)の工藤美知尋教授(政治学)が講演し、加藤の生い立ちや軍縮交渉の舞台裏を紹介。その後、秋葉さんやNPO法人加藤友三郎顕彰会(東区)のメンバー、学生たち5人が、加藤の業績を次世代へ継承する方策を議論する。

 12日に顕彰会の田辺良平代表理事たちと市役所で記者会見した秋葉さんは「加藤は憲法15条にある全体の奉仕者を政治家として実践した。若い世代に知ってもらいたい」と参加を呼びかけた。先着100人。専用サイトで申し込みを受け付ける。ウェブ配信もある。https://katotomosaburo.com(宮野史康)

(2023年7月13日朝刊掲載)

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