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被爆建物を国史跡申請 広島市が6件 年内にも答申

 広島市は14日、中区のレストハウスや旧日本銀行広島支店など市内の被爆建物6件を国史跡に指定するよう文化庁へ申請した。国の文化審議会が調査した上で、文部科学相へ指定が妥当かどうかを答申する。

 他に申請したのは、いずれも中区の本川小と袋町小の両平和資料館、中国軍管区司令部跡(旧防空作戦室)、南区の多聞院鐘楼。市によると、年内に文化庁が答申を公表する見通し。指定されれば、修繕や説明板の設置などの際に国から費用の2分の1の補助を受けられる一方、現状変更には文化庁の許可が必要になる。

 市内では原爆ドーム、頼山陽居室、広島城跡(以上中区)、中小田古墳群(安佐北区)が国史跡に指定されている。(野平慧一)

(2023年7月15日朝刊掲載)

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