原爆展サイト 来月開設 昨年国連で開催 被団協などCFへ
23年7月19日
日本被団協などは8月、昨年夏の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の期間中に会場の米ニューヨークの国連本部で開いた原爆展の内容を紹介するインターネットサイトを設ける。クラウドファンディング(CF)での制作資金の募集を近く始める。
全国の被爆者の運動資料の記録を収集、保存するNPO法人「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」(東京)の会員らと18日、オンラインで記者会見した。サイトには原爆投下後のきのこ雲や焼け野原を捉えた写真パネル、核兵器を巡る現状と世界に廃絶を訴える被爆者の活動を紹介する掲示物の計48点を載せる。当面、日本語と英語で伝える。
サイト開設は8月1日を予定する。継承する会の代表理事を務める日本被団協の木戸季市事務局長は「被爆の苦しみを味わう人を二度と出さないようにする一番確実な道は核兵器をなくすことだ。サイトを通じて、被爆者の思いを世界の人に訴えたい」と話した。
CFは9月17日まで。写真利用料やホームページ(HP)制作料などの経費として、計350万円の寄付獲得を目指している。(中川雅晴)
(2023年7月19日朝刊掲載)
全国の被爆者の運動資料の記録を収集、保存するNPO法人「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」(東京)の会員らと18日、オンラインで記者会見した。サイトには原爆投下後のきのこ雲や焼け野原を捉えた写真パネル、核兵器を巡る現状と世界に廃絶を訴える被爆者の活動を紹介する掲示物の計48点を載せる。当面、日本語と英語で伝える。
サイト開設は8月1日を予定する。継承する会の代表理事を務める日本被団協の木戸季市事務局長は「被爆の苦しみを味わう人を二度と出さないようにする一番確実な道は核兵器をなくすことだ。サイトを通じて、被爆者の思いを世界の人に訴えたい」と話した。
CFは9月17日まで。写真利用料やホームページ(HP)制作料などの経費として、計350万円の寄付獲得を目指している。(中川雅晴)
(2023年7月19日朝刊掲載)