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8・6会場設営開始 広島市 7000席 昨年の倍

 広島市は18日、平和記念公園(中区)で、8月6日に営む平和記念式典の会場設営を始めた。原爆慰霊碑前の芝生広場に設ける参列者用のいすは、昨年の2倍となる約7千席を用意。新型コロナウイルス禍前の6割程度まで戻す。

 初日は慰霊碑正面の中央参道を通行止めにし、作業員18人がクレーン車などを使って大型テント(10メートル四方)を組み立てた。29日まで59張りを設置する。いすは8月2、3の両日に並べ、昨年は新型コロナの感染予防で1メートル間隔だった座席の配置を約15センチに縮めるという。

 市は式典当日の午前5~9時には、入場規制エリア入り口に金属探知機を置き、手荷物検査をする。原爆資料館や広島国際会議場近くでは立ち見を4年ぶりに復活させる。市民活動推進課は「多くの参列者が見込まれる。大きな荷物の持ち込みを控えるなど円滑な入場に協力してほしい」と呼びかけている。(川上裕)

(2023年7月19日朝刊掲載)

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