平和貢献の作家対象 ヒロシマ賞受賞 米在住美術家「特別な感慨」 記念展控え原爆慰霊碑に献花
23年7月21日
現代美術の分野で平和に貢献した作家に贈る第11回ヒロシマ賞(広島市など主催)の受賞者、アルフレド・ジャーさん(67)=米ニューヨーク在住=が20日、中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。
ジャーさんは市現代美術館(南区)で22日に始まる受賞記念展に、栗原貞子の原爆詩「生ましめんかな」に着想した新作などを出展。詩に詠まれた赤ん坊のモデルである小嶋和子さん(77)=南区=も同行し、一緒に花を手向けた。
ジャーさんは南米のチリ出身。紛争や人権侵害などの社会的テーマを、写真や映像を駆使した空間造形で表現し、国際的に高く評価されている。慰霊碑を前にして「過去、歴史がよみがえり、今この場にある、という特別な感慨を覚えた」と語り、小嶋さんは「ジャーさんと同じ場に立つことができて光栄」と話していた。(道面雅量)
(2023年7月21日朝刊掲載)
ジャーさんは市現代美術館(南区)で22日に始まる受賞記念展に、栗原貞子の原爆詩「生ましめんかな」に着想した新作などを出展。詩に詠まれた赤ん坊のモデルである小嶋和子さん(77)=南区=も同行し、一緒に花を手向けた。
ジャーさんは南米のチリ出身。紛争や人権侵害などの社会的テーマを、写真や映像を駆使した空間造形で表現し、国際的に高く評価されている。慰霊碑を前にして「過去、歴史がよみがえり、今この場にある、という特別な感慨を覚えた」と語り、小嶋さんは「ジャーさんと同じ場に立つことができて光栄」と話していた。(道面雅量)
(2023年7月21日朝刊掲載)