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「8・6」英語で平和発信 南区で研修 中学生34人参加

 8月6日に広島市を訪れる外国人に英語で平和の大切さを発信する「メッセンジャー」に選ばれた市内の中学生の研修が22日、南区の市留学生会館であった。本番では、各国の駐日大使や外国人観光客に思いを直接伝える。

 2、3年生34人が参加。3、4人の班に分かれ、外国語指導助手(ALT)や留学生たちを相手に、自ら考えたメッセージを読み上げて予行演習した。ALTたちは「落ち着いてゆっくりと発表を」「ミスを恐れずに」と助言した。

 広島修道大協創中2年の森沢虹心(こころ)さん(13)=西区=は「視線を上げ、抑揚をつけて発表したら良いとアドバイスを受けた。本番に生かしたい」と話していた。

 メッセンジャーの取り組みは、市教委が2015年度に開始。本年度の研修は全4回で、この日が最後だった。公募で選ばれた生徒は6月以降、被爆体験伝承者の話を聞いたり、原爆資料館を見学したりしてメッセージを練った。(浜村満大)

(2023年7月23日朝刊掲載)

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