東京で原爆犠牲者追悼 150人参加 被爆者、露の核威嚇非難
23年7月24日
東京都主催の「原爆犠牲者追悼のつどい」が23日、東京都葛飾区であった。被爆者や遺族たち約150人が参加。広島、長崎の原爆犠牲者を悼み、ロシアによる核威嚇を非難した。
小池百合子知事が「筆舌に尽くしがたい惨状をもたらした原爆と戦争の記憶を、次世代に語り継いでいくことは今を生きる私たちの使命」とあいさつ。東京都の被爆者団体「東友会」の家島昌志代表理事(81)は、ロシアによる隣国のベラルーシへの戦術核兵器配備で「核使用の危険度はさらに増した」と懸念を示した。日本政府には核兵器禁止条約に批准するよう求めた。
続いて出席者が順に祭壇へ献花した。今年11月に結成65年となる東友会の活動をスクリーンに映した写真で振り返った。
追悼式は1965年に東友会が始め、2013年に都が引き継いだ。被爆者健康手帳を持つ都内の被爆者はことし3月末時点で3838人。(中川雅晴)
(2023年7月24日朝刊掲載)
小池百合子知事が「筆舌に尽くしがたい惨状をもたらした原爆と戦争の記憶を、次世代に語り継いでいくことは今を生きる私たちの使命」とあいさつ。東京都の被爆者団体「東友会」の家島昌志代表理事(81)は、ロシアによる隣国のベラルーシへの戦術核兵器配備で「核使用の危険度はさらに増した」と懸念を示した。日本政府には核兵器禁止条約に批准するよう求めた。
続いて出席者が順に祭壇へ献花した。今年11月に結成65年となる東友会の活動をスクリーンに映した写真で振り返った。
追悼式は1965年に東友会が始め、2013年に都が引き継いだ。被爆者健康手帳を持つ都内の被爆者はことし3月末時点で3838人。(中川雅晴)
(2023年7月24日朝刊掲載)