核なき世界 実現へＣＦ 核兵器廃絶日本ＮＧＯ連絡会 禁止条約の周知活動費に
23年7月26日
約３０の市民団体などでつくる核兵器廃絶日本ＮＧＯ連絡会（東京）が、核兵器禁止条約をてこに核兵器をなくす活動を展開するための資金調達をクラウドファンディング（ＣＦ）で始めた。１千万円を目標に９月下旬まで募る。広島市で５月にあった先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）で核軍縮への関心が高まる中、被爆国政府の方針転換を促す取り組みに使う。
「核兵器をなくすための日本キャンペーン」と銘打ち、まずは国会議員の「仲間」を増やす。資金は禁止条約に関する議員向け勉強会の開催や、条約を解説する冊子の作成、配布の費用に充てる計画だ。市民も含めて条約を広く周知するイベントも企画する。
２４日に始めたＣＦは、連絡会事務局の大学院生遠藤あかりさん（２４）＝川崎市＝や日本被団協代表委員の田中熙巳（てるみ）さん（９１）＝埼玉県新座市＝たち５人が呼びかけ人になった。遠藤さんは「核の存在を否定する禁止条約は世界で支持を広げている。多くの議員に意義を訴えたい」と強調。田中さんは「若い人と手を携え、一日も早い核兵器廃絶に動いていく」と話している。
寄付はオンラインか郵便振替で受け付ける。専用サイトｈｔｔｐｓ：／／ｃａｍｐ‐ｆｉｒｅ．ｊｐ／ｐｒｏｊｅｃｔｓ／ｖｉｅｗ／６８５８０５（樋口浩二）
（２０２３年７月２６日朝刊掲載）
「核兵器をなくすための日本キャンペーン」と銘打ち、まずは国会議員の「仲間」を増やす。資金は禁止条約に関する議員向け勉強会の開催や、条約を解説する冊子の作成、配布の費用に充てる計画だ。市民も含めて条約を広く周知するイベントも企画する。
２４日に始めたＣＦは、連絡会事務局の大学院生遠藤あかりさん（２４）＝川崎市＝や日本被団協代表委員の田中熙巳（てるみ）さん（９１）＝埼玉県新座市＝たち５人が呼びかけ人になった。遠藤さんは「核の存在を否定する禁止条約は世界で支持を広げている。多くの議員に意義を訴えたい」と強調。田中さんは「若い人と手を携え、一日も早い核兵器廃絶に動いていく」と話している。
寄付はオンラインか郵便振替で受け付ける。専用サイトｈｔｔｐｓ：／／ｃａｍｐ‐ｆｉｒｅ．ｊｐ／ｐｒｏｊｅｃｔｓ／ｖｉｅｗ／６８５８０５（樋口浩二）
（２０２３年７月２６日朝刊掲載）
