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被爆者運動の志知ろう 28~30日 中区で平和イベント

 背中に残るケロイドの痕を自らさらしながら初期の被爆者運動に尽力したことで知られる故吉川清さんと故生美さんを通じて平和を考えるイベント「いま、ここにあるヒロシマ3」が28~30日、平和記念公園(広島市中区)のレストハウスで開かれる。市民でつくる実行委員会主催。

 28日午後2時10分から、被爆者の梶本淑子さん(92)=西区=が新著「14歳のヒロシマ」について語る。占領下だった1948~49年の復興期を捉えた記録映画「平和記念都市ひろしま」の上映や、映画に関する元中国新聞特別編集委員の西本雅実さんによる講演などもある。

 会場には、夫婦が復興期に原爆ドームそばで営んだバラック建ての店を再現。広島と福山、沖縄在住の作家たちによる「被爆樹」や「黒い雨」などをテーマにした作品を展示する。

 午前10時から午後4時まで(30日は午後3時まで)。詳細はイベントのウェブサイト「原爆ドームとヒロシマ」から確認できる。(新山京子)

(2023年7月26日朝刊掲載)

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