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　原爆の日を前に、広島市中区の平和記念公園周辺で２７日、ボランティアの一斉清掃があった。市と市公衆衛生推進協議会が主催。新型コロナウイルス禍で規模を縮小していたが、４年ぶりに一般参加を募り、市民たち約２千人が協力した。

　参加者は午前７時１５分に広島国際会議場前で黙とう後、緑地帯や原爆ドーム周辺などそれぞれの持ち場に移動。日差しが照り付ける中で約１時間、落ちているごみを拾ったり、植え込みの雑草を抜いたりした。

　会社員の山中淳さん（４２）＝安佐南区＝は同僚と初めて参加。８月６日の平和記念式典では大勢の参列者が見込まれるだけに、「きれいにして、すがすがしい気持ちになった」と汗をぬぐっていた。（太田香）

（２０２３年７月２８日朝刊掲載）