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核被害テーマ 中区でシンポ 来月5日

 「核被害を考える」をテーマにしたシンポジウム「広島フォーラム」が8月5日、広島市中区土橋町の中国新聞ホールである。31日まで、来場者とオンライン視聴者を募っている。中国新聞労組と新聞労連の主催。

 「放射能兵器」とも呼ばれる劣化ウラン弾(DU)が使用されたイラク戦争の開戦から20年が過ぎて今年、米英はウクライナにDU供与を表明した。この事態を受け、フォトジャーナリスト豊田直巳さんと嘉指(かざし)信雄神戸大名誉教授がそれぞれ講演し、イラクの現状や福島第1原発事故による低線量被曝(ひばく)など核汚染の実情について報告する。その後、中国新聞社の森田裕美記者を交えた討論で、課題を掘り下げる。

 市民団体「声ことば広島」による井上ひさし原作の朗読「少年口伝隊一九四五」の上演もある。午後2時から。参加費は千円。オンライン視聴は500円(朗読の上演は除く)。申し込みはQRコードから。中国新聞労組☎082(236)2427。

(2023年7月28日朝刊掲載)

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