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　北広島町豊平地域の「豊平原爆被爆者の会」は２８日、同町戸谷の「平和の碑」周辺を清掃した。これまで活動していた会員の被爆者に加え、初めて被爆２世も参加し計１６人で作業した。

　石碑は高さ、幅ともに約４メートル。「平和」の字が刻まれている。箕牧（みまき）智之会長（８１）たち参加者は石碑を洗い流したり、周辺の雑木、雑草を取り除いたりして汗を流した。作業後に石碑にキクなどを献花。核兵器廃絶などを訴える英語の横断幕も掲げた。

　同会の会員は５月１日時点で８０人。会員の高齢化が進み、２２年の会員の参加は６人だった。現状を知った地域内の被爆２世有志が箕牧会長に申し出て参加した。２歳の時に広島市西区の自宅で被爆した斉藤美千子さん（８０）は「今回は参加者が多く例年以上にきれいになった」と話していた。（与倉康広）

（２０２３年７月２９日朝刊掲載）