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ハトの折り紙 羽ばたく平和 安佐北区の日浦小児童 原爆悲話も学ぶ

 広島市安佐北区の日浦公民館は27日、日浦小の児童が原爆などについて学ぶ「平和のつどい」を近くの日浦児童館で開いた。児童は被爆樹木のアオギリを模したアート作品に添える折り紙のハトも作り、平和への思いを新たにした。

 1~3年の24人が参加。被爆者の体験伝承に取り組む高雄勝彦さん(62)=佐伯区=から、原爆投下にまつわる悲話を聞いた。その後は折り紙でハトを作り、「ピース」など平和へのメッセージも書き込んだ。3年の山本花瑠(はる)さん(8)は「知らなかった原爆の話が聞けた。平和や戦争について考えるきっかけになった」と話していた。

 アート作品はアオギリの幹と枝を描いた縦1・2メートル、横1・9メートルの紙に、日浦小と筒瀬小の6年生計約50人の平和への思いを記した葉形の紙を貼っている。今回折り紙で作ったハトを添え、8月1日から31日まで日浦郵便局や日浦公民館などで巡回展示する。(加納優)

(2023年7月29日朝刊掲載)

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