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　関西電力の高浜原発１号機（福井県高浜町）の再稼働を受け、広島県原水禁と県平和運動センターは２８日、広島市中区の平和記念公園で抗議の座り込みをした。

　約３０人が原爆慰霊碑前に集まり、午後６時から約３０分間、「高浜原発１号機の再稼働に抗議」と書かれた横断幕を掲げた。東京電力福島第１原発処理水の海洋放出を踏まえ「原発事故が長期にわたり人々の生活と生命を危険にさらす」と、原発に依存しないエネルギー政策を求めるアピール文も採択した。岸田文雄首相と関西電力に郵送する。

　県原水禁の金子哲夫代表委員（７５）は「原発の運転は事故と隣り合わせだ。福島の事を忘れてはならない」と話した。

（２０２３年７月２９日朝刊掲載）