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揺らめく炎 鎮魂の祈り 広島で「平和の灯のつどい」

 原爆の日を前に、核兵器廃絶や恒久平和を願う「ヒロシマ平和の灯(ともしび)のつどい」が31日夜、広島市中区の平和記念公園であった。市民や観光客たち約150人がろうそくを掲げて園内を行進した。

 午後7時過ぎ、市職員が園内の「平和の灯」から採った火を高校生平和大使の3人が受け取り、参加者のろうそくにともした。一行は揺らめく炎を携えて原爆慰霊碑の周辺を無言で1周し、犠牲者を悼んだ。

 つどいは市女性団体連絡会議と市が共催し、25回目。貴田月美会長(72)は「ほんの小さな光でも、核兵器廃絶と世界平和の実現を諦めない」と誓った。(野平慧一)

(2023年8月1日朝刊掲載)

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