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核なき世界 願い込め 広島・長崎 惨禍伝える18枚 尾道でポスター展

 原爆被害のポスター展が、尾道市防地町の市人権文化センターで開かれている。同市が加わる平和首長会議が制作した18枚を展示し、被爆直後の広島、長崎の惨状などを伝えている。26日まで。入場無料。

 ポスターは1945年8月6日に広島、8月9日に長崎で撮影されたきのこ雲や破壊された街並みの写真を掲載。衣服が引き裂かれ、皮膚が垂れ下がる被爆者の様子のほか、放射線の影響で被爆者に急増した白血病などについても説明した。

 原爆に関する絵本の展示やアニメ作品の上映もある。企画した市人権男女共同参画課は「家族で訪れ、平和や命の尊さを考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけている。日曜祝日は休館。同課☎0848(37)2631。(森田晃司)

(2023年8月2日朝刊掲載)

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