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平和願い とうろう流しへ 6日に白木の子どもら 折り鶴作成も

 広島市安佐北区白木町の子どもたち約80人が6日夜、中区の原爆ドーム前の元安川である「とうろう流し」に参加する。78年前の原爆の日にも負傷者たちを北へ運んだJR芸備線を利用し、犠牲者の追悼と平和への願いを込める。

 白木町青少年健全育成連絡協議会が昨年に続いて企画した。町内に住む小学生と保護者、中高生たちが芸備線の最寄り駅から広島駅を経由して原爆ドーム前に集合。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに復活する「手流し流灯」に臨む。帰りも芸備線に乗り、78年前に思いをはせる。

 また事前に町内の小中学生や保育園児たち約1100人が、平和へのメッセージを記した紙で折り鶴を作成。6日に参加者全員で原爆の子の像にささげる。

 高南小6年三吉徠絆(らいき)さん(12)は「二度と戦争はしないという決意を込めて灯籠を流したい。大勢でやることでみんなの思いも強くなるはず」と話している。(加納優)

(2023年8月3日朝刊掲載)

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