英語で被爆伝える 日銀広島支店HP一新
23年8月5日
日銀広島支店は4日、ホームページ(HP)をリニューアルし、広島市中区袋町の旧日銀広島支店の被爆を伝える英語の特設ページを設けた。5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)でヒロシマが世界の関心を集めているとみて、海外への発信力を強化した。
旧支店は1936年の完成で鉄筋3階地下1階延べ3214平方メートル。爆心地の南東380メートルにあった。原爆で窓枠やガラス戸が吹き飛ばされて大破し、支店内や出勤途中などで被爆した職員37人が亡くなった。
リニューアルしたHPには、旧支店が被爆2日後に営業を再開し、民間銀行が窓口を借りて預金を払い出した逸話などを加えた。海外の人に被爆の実態を伝えるため、全内容を英訳した特設ページも作った。
旧支店は市重要文化財で、市は50年代の姿を再現するため復元工事をしている。日銀広島支店は「情報発信力を高め、多くの人が訪れるきっかけにしたい」と説明する。(加田智之)
(2023年8月5日朝刊掲載)
旧支店は1936年の完成で鉄筋3階地下1階延べ3214平方メートル。爆心地の南東380メートルにあった。原爆で窓枠やガラス戸が吹き飛ばされて大破し、支店内や出勤途中などで被爆した職員37人が亡くなった。
リニューアルしたHPには、旧支店が被爆2日後に営業を再開し、民間銀行が窓口を借りて預金を払い出した逸話などを加えた。海外の人に被爆の実態を伝えるため、全内容を英訳した特設ページも作った。
旧支店は市重要文化財で、市は50年代の姿を再現するため復元工事をしている。日銀広島支店は「情報発信力を高め、多くの人が訪れるきっかけにしたい」と説明する。(加田智之)
(2023年8月5日朝刊掲載)