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「平和つなぐ」 決意新た 三原で式典 220人参列

 三原市と同市教委は5日、同市円一町の三原リージョンプラザで市戦没者・原爆死没者追悼式と、平和祈念式典を開いた。遺族や被爆者たち約220人が参列。献花台に花を手向け、平和な世界の実現へ思いを新たにした。

 南小6年の半田釉乃(ゆの)さん(11)と第一中3年の力石結心(ゆいな)さん(15)が平和の作文を朗読。半田さんは「外国の文化を理解、尊敬することで世界中の人と分かり合いたい」、力石さんは「私たちにとって昔の話に感じるが、だからこそ過去から学び未来へ平和をつなげなければならない」と力強く読み上げた。

 市原爆被害者之会の苞山(ほうやま)正男会長(94)は、広島市であった先進7カ国首脳会議(G7サミット)に触れ、「首脳たちは原爆資料館を見て何かを感じたはず。核兵器廃絶に向けた行動を期待したい」と訴えた。(東山慧介)

(2023年8月6日朝刊掲載)

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