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海外で原爆展 活動の足跡 青年協力隊 東広島でパネル展

 国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊が派遣先で開いた原爆展の様子を紹介するパネル展が、東広島市鏡山のひろしま国際プラザ1階ロビーで開かれている。JICA中国センターの主催。無料。18日まで。

 ルワンダやパラグアイでの様子を収めた写真やパネル計約30枚を展示。隊員が子どもに折り鶴の作り方を教えたり、原爆資料館(広島市中区)の資料を用いて原爆投下直後の広島の惨状を説明したりする様子を伝えている。子どもたちが作った千羽鶴などもある。

 原爆展は広島県出身の隊員が2004年にニカラグアで始め、これまで約70カ国で202回開催。JICA職員の黒崎尚子さん(47)は「紛争で苦しむ子どもにとって広島の復興は生きる希望だ。隊員の話を聞く子どもの表情を見て平和と向き合うきっかけにしてほしい」と願う。(岩井美都)

(2023年8月6日朝刊掲載)

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