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原爆養護ホーム 被爆者を見舞う 首相・厚労相ら

 岸田文雄首相は6日、広島市安佐北区の原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」を訪れ、被爆者を見舞った。

 首相は、入所者34人を前に「78年前の悲劇を繰り返してはならない」と強調。入所者が中学生に被爆体験を伝える同園の活動に触れ「中学生が平和を学ぶ機会に貢献いただいた努力に敬意を表したい」と語った。同行した加藤勝信厚生労働相と林芳正外相とともに、3人の被爆者代表に花束を渡した。

 首相から花束を受け取った能登照子さん(93)は爆心地から2キロの松原町(現南区)で被爆した当時を振り返り「多くの友人が亡くなった。首相は平和な世界を実現してほしい」と願った。(中川雅晴)

(2023年8月7日朝刊掲載)

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