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ガンジー像に大使ら献花 インド政府主催の平和祈念式典

 平和記念公園(中区)そばの元安川東岸の緑地に立つマハトマ・ガンジーの胸像前で6日、インド政府主催の平和祈念式典が初めて開かれた。シビ・ジョージ駐日インド大使や松井一実市長、在日インド人たち約40人が参加した。

 胸像に花びらをささげた大使は「愛する人を原爆投下によって失った広島の人々に哀悼の意を表する」とあいさつ。松井市長は「世界の為政者がガンジーの言葉を踏まえて行動するとともに、私たちも立ち上がる必要がある」と強調した。

 胸像は5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の際、招待国のインド政府が市に寄贈。モディ首相も出席し除幕された。インドは核保有国。大使は式典後、取材に対し「平和と非暴力のシンボルであるガンジーのメッセージを市民や被爆者に届けたい」と訴えた。(馬上稔子)

(2023年8月7日朝刊掲載)

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