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G7首脳に行動迫ろう HANWA集会 核軍縮文書は「矛盾」

 核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)は6日、広島市中区で集会を開いた。長崎市の市民団体「長崎の証言の会」で被爆証言誌の編集長を務める山口響さん(47)たちが講演した。

 山口さんは5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の核軍縮文書「広島ビジョン」を分析した。「核戦争は戦われてはならない」としつつ核抑止論を肯定した点を「矛盾している」と説明。「原爆資料館を見て被爆者の話を聞いたG7首脳に、私たちは行動を迫っていかないといけない」と指摘した。

 62人が参加。被爆3世のアーティストとして活動する米国在住の川野ゆきよさん(広島市出身)がオンラインで参加し、米国の核開発が先住民に与えた影響について報告した。(下高充生)

(2023年8月7日朝刊掲載)

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