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平和で持続的な世界 若者提案 動画で国内外に発信

 広島と長崎、東京の若者が核兵器のない平和で持続的な世界を実現するためのアイデアを出し合うイベントが6日、広島市中区の叡啓大であった。世界の課題を解決するための政策を提案。「ユーチューブ」で国内外に発信した。

 10、20代の39人が参加。「平和×○○―核軍縮と持続可能な未来」がテーマで12グループに分かれて意見交換。国連の持続可能な開発目標(SDGs)のうち気候変動やジェンダーなど四つの目標を念頭に、考えを模造紙に書き出した。

 続いて、4グループがアイデアを広島県の湯崎英彦知事と国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所の隈元美穂子所長に紹介。核の恐ろしさを学ぶ平和教育を広島から世界へ普及していく取り組みや、発展途上国の医療従事者を育成するプログラム開発などの案を説明した。中満事務次長は「『こうありたい』と願う未来を考え、今の行動につなげて」と呼びかけた。

 県主導の官民組織「へいわ創造機構ひろしま」(HOPe)と国連軍縮部、ユニタールの主催。(新山京子)

(2023年8月7日朝刊掲載)

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