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広島市長と協力体制確認 パールハーバー公園関係者ら来訪

 広島市の平和記念公園(中区)と姉妹公園協定を結んだ米ハワイ州パールハーバー国立記念公園の関係者たちが6日、市役所に松井一実市長を訪ね、協力体制を確認した。

 国立記念公園のトム・レザーマン管理監督者やホノルル広島県人会のウェイン・ミヤオ会長ら4人が訪問。松井市長は、米国のエマニュエル駐日大使と臨んだ6月の協定調印式を振り返り「何とか思いが遂げられた」と述べた。ハワイ訪問にも前向きな姿勢を示した。

 レザーマン氏の広島訪問は初めて。市長との面会後、式典参列を「感無量だった」と強調。「私たちは第2次世界大戦で多くの犠牲が出た二つの地について人々の理解を助ける義務がある」とし、若い世代向けの教育プログラム推進などに向け、意欲を語った。

 同協定は、双方の資料を活用した企画展の開催や、平和教育の情報共有を掲げる。先進7カ国首脳会議(G7サミット)の広島開催を機に米側が締結を打診。これを機に4人は広島を訪れた。(小林可奈)

(2023年8月7日朝刊掲載)

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