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野球がある日常に感謝 マツスタでピースナイター ヒロシマ8・6

 平和と核兵器廃絶を訴える「ピースナイター2023」が6日、広島市南区のマツダスタジアムであった。広島東洋カープの選手たちは原爆ドームとハトをあしらったワッペンをユニホームの袖に付け、巨人戦に臨んだ。

 観客は五回終了時、緑色と赤色の特設新聞を一斉に掲げ、原爆ドームと同じ高さ25メートルの席の観客は赤色を手に「ピースライン」を表現した。始球式は被爆3世でシンガー・ソングライター、瀬戸麻由さん(32)が務めた。

 球団、生協ひろしま、広島平和文化センター、広島電鉄、中国放送、中国新聞社の主催。2008年から毎年8月6日前後に開き16回目。家族4人で観戦した岩国市の会社員清水貴美男さん(48)は「カープを応援できる日常と平和の大切さを再確認できる一日」と話していた。(中間卓也)

(2023年8月7日朝刊掲載)

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