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市民社会の連携 核廃絶へ「重要」 豪大使、広島市長訪問

 広島市の平和記念式典に初参列したオーストラリアのジャスティン・ヘイハースト駐日大使が7日、市役所で松井一実市長と懇談した。核兵器廃絶に向け「政府間だけでなく市民社会との連携が重要だ」と述べ、日豪間の相互交流で連携を確認した。

 ヘイハースト大使は初の式典を振り返り「厳粛な雰囲気だった。平和推進へ広島が他都市の先例となる」と強調した。その上で、「両国が核軍縮に関与し『核兵器のない世界』を目指す点で一致している」と述べ、広島市民との交流を支援していく考えを示した。

 松井市長は「相互交流から平和を願う心を市民社会に根付かせたい」と応じた。

(2023年8月8日朝刊掲載)

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