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「スポーツできる平和守る」 五輪競泳金メダリスト 原爆慰霊碑に献花

 庄原市出身でリオデジャネイロ五輪金メダリストの金藤理絵さんや岩崎恭子さんら五輪競泳金メダリスト4人が12日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花した。13日に市内である水泳イベントを前に、「スポーツができる平和を守り続けたい」と誓った。

 献花を終えた金藤さんは「父方の祖父母が被爆者。苦しむ人を二度と生まないよう核兵器廃絶への願いを込めた」と語った。岩崎さんは親戚が住む広島との縁を語り「(優勝した)バルセロナ五輪の前に東区のプールで泳いだ。思い出の地で平和の尊さを痛感している」と話した。

 ミュンヘン五輪金メダリストの田口信教さん(尾道高出身)と、ソウル五輪金メダリストで日本水泳連盟の鈴木大地会長も花を手向けた。同連盟は8月14日の「水泳の日」に合わせて毎年イベントを開いており、県内では初開催となる。(栾暁雨)

(2023年8月13日朝刊掲載)

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