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総踊り はじける笑顔 ひろしま盆ダンス閉幕

 踊りを通じて原爆犠牲者を悼み、平和を願う「ひろしま盆ダンス」(中国新聞社主催)が12日、2日間の日程を終え閉幕した。会場の広島市中区のひろしまゲートパークプラザには初日を2千人上回る約1万8千人が集い、熱気に満ちた踊りを繰り広げた。

 浴衣姿などで訪れた人たちは初日に続き、紅白のちょうちんがともるやぐらを囲んで「広島音頭」を総踊り。飛び入りで参加した広瀬小5年の河野菜那さん(10)=西区=は「こんなに大勢の人と踊ったのは初めて。屋台も楽しかった」と笑顔だった。

 日本人のブラジル移住115周年を記念し、広島県内の日系ブラジル人を含むサンバチーム「サンバ連合ホーザ・ジ・ヒロシマ」の約20人は踊りや演奏を披露。沖縄の伝統芸能「エイサー」やハワイアンショーも盛り上がった。

 盆ダンスは2018年に始まり4回目。新型コロナウイルス禍による中止などを挟み、4年ぶりに旧市民球場跡地で開催した。(栾暁雨)

(2023年8月13日朝刊掲載)

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