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原爆と「口伝隊」 朗読劇で 西区で13日 11~74歳が熱演

 芸能事務所のスターシャインプロモーション(広島市中区)が13日、井上ひさし作の朗読劇「少年口伝隊一九四五」をコジマホールディングス西区民文化センターで上演する。子どもたちに原爆や戦争について考えるきっかけにしてもらおうと企画した。

 同事務所に所属する11~74歳の11人が出演。被爆で新聞発行ができなくなった中国新聞社の「口伝隊」として、ニュースを口頭で市民に伝える少年たちの姿を描く。

 出演者は昨年6月から台本を読み込み、稽古を続けてきた。口伝隊の一人を演じる中学3年の竹原香凜さん(14)は「知らないこともたくさんあり、改めて原爆の恐ろしさを感じた。少年たちの気持ちが伝わるよう朗読したい」と話す。

 午後1時半と5時半の2回。2千円(小中学生は無料)。同事務所☎082(532)7065。(里田明美)

(2023年8月11日朝刊掲載)

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