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写真でたどる基町の移ろい 中区で展示 被爆後のバラック・地元の祭り…

 広島市中区基町エリアの変遷を伝える写真展が、市営基町アパート内の展示スペース「Unitē(ユニテ)」などで開かれている。被爆後に建った木造家屋やバラックが姿を消していく1977年ごろの写真を中心に紹介する。31日まで。入場無料。

 住民や元住民が寄せた計88枚を展示する。相生橋のたもとにあった木造の食堂、本川沿いに密集したバラック住宅などの風景を収めている。現在の写真も並び、街並みが一変した様子が分かる。60~80年代の運動会や祭りなどの写真も並べた。

 展示は、広島市立大(安佐南区)と市による芸術を生かしたまちづくりを進める「基町プロジェクト」の一環。同大非常勤特任教員の増田純さん(34)は「戦後の復興期の暮らしぶりを伝えていきたい」と話す。3会場あり、屋内のユニテなどは木-日曜の正午~午後5時。(小畑浩)

(2023年8月18日朝刊掲載)

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