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子どもと楽しく 平和の尊さ学ぶ 中区で工作や展示

 クイズや工作を通し、子どもに楽しみながら平和の尊さを考えてもらう催し「生きて、つないで」が18、19日、広島市中区のJMSアステールプラザであった。被爆の記憶の継承が課題となる中、市内の有志が企画した。

 世界の核弾頭数などを問うクイズラリー、折り鶴のイヤリングを作る教室などのコーナーが並んだ。原爆投下直後と現在の街の姿を比べた写真のパネル展もあり、家族で訪れた中島小1年本田結愛(ゆあ)さん(7)=中区=は「知っている場所が原爆の後では全然違う。びっくりした」と話した。

 主催した「被爆三世・四世プロジェクト」代表で、被爆者の撮影を続ける写真家堂畝紘子(どううねひろこ)さん(41)=中区=は、被爆者とその家族の姿を捉えた自作の8点を展示。「幼い子どもにも届くきっかけづくりを続けたい」と話していた。(岸慶太)

(2023年8月20日朝刊掲載)

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