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核廃絶 熱意持ち関与を ひろしまジュニア国際フォーラム閉幕

 国内外の高校生が広島に集い、平和について話し合う「ひろしまジュニア国際フォーラム」が18日、4日間の日程を終えて閉幕した。最終日は広島市中区の広島国際会議場であり、若者が果たす役割をまとめた「広島宣言」を発表した。

 米国、中国、メキシコなど海外13カ国と日本から留学生を含む計85人が参加した。宣言は代表者2人が英語で読み上げ、平和構築について「われわれはともに行動し、さらなる進化のために目標を共有する」と強調。公約の一つに核兵器廃絶を挙げ「若い世代として政治に積極的に関わる熱意を持とう」と呼びかけた。

 広島県の主催で8回目。参加者は期間中、被爆者の証言を聞き、平和構築の専門家の講義を受けた。班ごとに議論し、宣言の内容を決めた。

 宣言を発表した広島山陽高1年の松前雄翔さん(15)は「国籍や育った環境が違っても核兵器廃絶、平和への願いは同じだと実感した」と話した。(平田智士)

(2023年8月19日朝刊掲載)

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