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ウクライナ音楽 心一つに 28日 大竹で支援コンサート 出身の民族楽器奏者が演奏と歌

 大竹市晴海の下瀬美術館で28日、ロシアの侵攻が続くウクライナの復興を支援するチャリティーコンサートがある。ウクライナ出身の民族楽器奏者で、チェルノブイリ原発事故の被曝(ひばく)者であるカテリーナさん(東京都)が平和への願いを演奏や歌声に込める。

 コンサートはエントランス棟で午後5時~6時半の予定。カテリーナさんは弦が約60本ある民族楽器バンドゥーラで、母国の民謡やオリジナル曲を奏でる。「ふるさと」「翼をください」などの弾き語りもする。

 同美術館を運営するシモセA&Rなどの主催で料金は1人3千円。収益は全て在日ウクライナ大使館に寄付する。会場には募金箱も置く。

 エントランス棟ではこの日から9月3日まで、美術館を設計した建築家、坂茂氏が取り組むウクライナ支援の様子を写真などで紹介する。避難所内でプライベート空間を確保するため、カーテン付きの間仕切りを作る柱や布などの材料を現地に提供している。シモセA&R☎0827(93)1600=午前10時~午後5時。(長部剛)

(2023年8月25日朝刊掲載)

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