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平和な世界 子につなぐ 三次で戦没者追悼式

 三次市主催の戦没者追悼式が25日、市民ホールきりり(三次町)で営まれた。4年ぶりに新型コロナウイルス禍前の規模に戻し、遺族たち約160人が地元出身の戦没者3339人を悼んだ。

 黙とうの後、福岡誠志市長は式辞で「世界ではテロや地域紛争で多くの人が苦しんでいる。平和な世界を子どもたちに引き継ぐため市民とともに努力していく」と誓った。続いて参列者が献花台に菊を手向けた。

 兄の晃三さんをフィリピンで亡くした大畑武文さん(81)=三次町=は「まだ幼かったので兄の記憶はないが、あなたたちのおかげで元気に暮らしているよ、と伝えに来ました」と話していた。

(2023年8月26日朝刊掲載)

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