母の被爆手記 広島市に寄贈 指揮者の山下さん
23年9月5日
広島市東区出身の指揮者山下一史さん(61)=東京都=が4日、広島で被爆した母博子さん(2014年に87歳で死去)の手記約450冊を市に贈った。市立の全小中高校や特別支援学校、図書館などで活用してもらう。
この日、市役所に松井一実市長を訪ね、手記「私の被爆体験」1冊を手渡した。「被爆者がみるみる減っていく中、戦争を知らない世代に残したい」と贈呈への思いを語り、松井市長は「原爆がもたらした結果に向き合い、平和の尊さを知るための原動力としたい」と感謝した。
手記はA5判、62ページ。爆心地から800メートルの地点で被爆した博子さんが体験を記録している。被爆から13年後、自身の「抜けた頭髪」を原爆資料館に寄贈すると決めた時の思いなどもつづっている。
(2023年9月5日朝刊掲載)
この日、市役所に松井一実市長を訪ね、手記「私の被爆体験」1冊を手渡した。「被爆者がみるみる減っていく中、戦争を知らない世代に残したい」と贈呈への思いを語り、松井市長は「原爆がもたらした結果に向き合い、平和の尊さを知るための原動力としたい」と感謝した。
手記はA5判、62ページ。爆心地から800メートルの地点で被爆した博子さんが体験を記録している。被爆から13年後、自身の「抜けた頭髪」を原爆資料館に寄贈すると決めた時の思いなどもつづっている。
(2023年9月5日朝刊掲載)